B型肝炎の病原体と感染経路

■B型肝炎
B型肝炎ウイルスは1964年にブランバーグ氏(ノーベル賞受賞)によって発見されました。彼はオーストラリア原住民の血液中にこのウイルスを発見し、当時は「オーストラリア抗原」と呼ばれました。
2005年には「B型肝炎の感染者は全世界で20億人以上に上る」と言われており、これは全世界で3人に1人が感染していることになります。
B型肝炎はアジアタイプと欧米Aタイプがあり、日本におけるB型肝炎患者のウイルスは、感染しても慢性化しにくいアジアタイプが殆どでした。
しかし最近になって、欧米に多いAタイプのB型肝炎ウイルスに感染して慢性肝炎になる人が増え、問題になっています。
欧米Aタイプに感染すると肝がんなどにつながる慢性化率が高いので、それに対応した治療をしないと、将来B型肝炎ウイルスによる肝がんが増えてくる恐れがあります。

病原体
B型肝炎ウイルス(hepatitis B virus:HBV)
核酸は、他の肝炎ウイルスと違いDNAである。
直径42nmの球形粒子でDane粒子ともよばれ、外層と直径27nmのcore粒子からなる。
感染力の非常に強いウイルスです。
HBVは肝細胞に感染し肝細胞の成分を利用して増殖しますが、ウイルス自体には肝細胞障害作用はありません。
ウイルスが肝細胞に感染しているのを察知した免疫機能が、ウイルスを排除しようとリンパ球や抗体で攻撃します。やがてウイルスは破壊されますが、同時に肝細胞も障害され、壊死に陥ることで炎症を起こすのです。
GOT、GPTの値の上昇は、肝臓の炎症の程度を表しています。

B型肝炎の感染経路
血液、精液、唾液、頚管粘液、膣分泌液、母乳などを介して感染します。最近では汗、糞便、尿中にもHBV-DNAが検出されました。
母子感染、家族内感染、医療事故(針刺し事故)、麻薬覚醒剤の回し打ちによる感染、性行為感染、輸血、血液製剤による感染など。
日常生活では血のついたもの、歯ブラシやかみそりの共用は避けた方が良いでしょう。
以前は輸血による感染が多かったのですが、現在では抗原・抗体検査、NAT検査によりB型肝炎ウイルスの有無を厳重にチェックしていますので、輸血による感染はほぼ心配要りません。

B型肝炎の症状と治療

B型肝炎の症状と治療

症状と治療
潜伏期間は長く2ヶ月以上、個人差がある。
急性B型肝炎を起こします。
全身倦怠感、悪心、嘔吐のほか、食欲不振、発熱などの症状が現れます。
肝臓が腫大し、肝機能が障害され、特にビリルビン代謝障害により直接ビリルビンの血中濃度が高くなり黄疸を生じます。
黄疸の極期を過ぎるころから肝細胞の再生が始まり、正常構造に修復されます。広範囲壊死の場合は原型を復せずに死亡するか、壊死後肝硬変になります。
HBV陽性患者には、急性肝炎・劇症肝炎・慢性肝炎・無症候性キャリアがあります。

<2歳以後〜成人の感染の場合>
医療事故(針刺し事故など)、性行為による感染が多いです。
すでに免疫機能が発達していますので、アジアタイプの場合は、HBVウイルスの排除=急性B型肝炎がおこり、最終的にウイルスは排除されます。
欧米タイプの場合、適切な治療を行わないと慢性肝炎になる恐れがあります。
アジアタイプのHBVであれば、安静を保ち2〜3週間しっかり自宅休養すれば、ほとんどの場合は回復します。GPTの値が100以下となれば職場復帰してかまいません。
しかし、「黄疸、食欲不振、全身倦怠感」がある場合には入院するべきでしょう。まれに(1%以下)ですが劇症肝炎になり死亡するケースがあります。
入院しても食欲が食欲が回復しない場合には、点滴で水分やエネルギー、電解質の補充を行います。食欲が出てきたら、高エネルギー、高蛋白、高ビタミン食を摂り、アルコール飲料は禁止します。
2〜4週間入院すれば、殆どの人は回復します。

<2歳以前の感染の場合>
多くの場合、母子感染によって起こります。(1986年以降、母子感染防止が公費で行われており急速に減っています)
B型肝炎ウイルスのキャリア(ウイルス保持者)の母親が出産時する際に、母親の血液が新生児の体内に入ることで感染します。これを産道感染といいます。
また母乳にもB型肝炎ウイルスが含まれますので、母乳を介して感染することもあります。
2歳以下の幼児には、十分な免疫機能が発達していないために、ウイルスに感染してもそれを排除できずキャリアになってしまうのです。
しかし、成人になるに従って免疫機能が発達し、B型肝炎ウイルスを攻撃をするようになり肝炎が起こります。母子感染で肝炎になった人の9割が、20〜30歳までにB型肝炎ウイルスを体内から排除してしまいます。
ただし、1割の人は排除できずキャリアのままで、慢性肝炎に移行します。

一般的に、慢性肝炎になった人の10人に2〜3人は、約20年の経過で症状が増悪し「肝硬変」になります。更に約15年の経過で、肝硬変になった人の約3割が「肝臓がん」になります。
B型慢性肝炎はウイルスの活動に波があり急激に増悪することがあるので、定期検査で徴候を見逃さないよう注意が必要です。
また血液検査だけでは症状が把握しにくいため、病態の進行が疑われる場合は肝臓の組織を採取する肝生検が必要となります。

B型肝炎の治療は、ウイルスの増殖を抑えて肝炎を沈静化させることを目的とする「インターフェロン療法」と「核酸アナログ」の2つの治療法が主に用いられています。

「インターフェロン療法」は生体の免疫反応を利用する方法です。インターフェロンにはウイルスを排除する働きがあり、抗ウイルス薬と呼ばれます。
「核酸アナログ(核酸誘導体)」は、B型肝炎ウイルスの増殖を抑える経口抗ウイルス薬です。2004年5月時保険適応となっているのは「ラミブジン」ですが、服用しているにもかかわらず、薬が効かなくなる耐性ウイルスの出現が多くみられます。(5年で60〜80%)
また、インターフェロンよりも高い抗ウイルス作用があるものの、その生殖器に対する安全性が必ずしも確立していないため、将来、服用された患者の遺伝子への影響を考える必要があります。
若い患者ではインターフェロンをまず試し、進行の早い症例や高齢者、肝硬変に近い症例や重症化のときは、ラミブジンを用いると良いでしょう。

抗ウイルス薬があまり効かない場合、「ステロイド離脱療法」が試みられます。
ステロイド薬には、投与中は免疫力を抑える働きがありますが、投与を一気に止めると縮んでいたバネが力強く戻るように、免疫力が急激に上がる特徴があります。その力を利用してウイルスを撃退しようというのが、ステロイド離脱治療法です。
ただ、この治療方法は免疫力が上がりすぎて、劇症肝炎になってしまう恐れがあるので、ウイルス量の多い人には向きません。

インターフェロン療法やステロイド離脱療法でウイルス量がかなり減ったが治癒に至らなかった場合、「グリチルリチン製剤」の注射が使われます。
この薬にはウイルスを消滅させる働きはありません。
しかし肝臓の炎症を抑えることで肝細胞を保護し、肝細胞膜を強化するので、肝硬変や肝がんへの移行を遅らせたり阻止するのに効果があります。
この治療法に欠点は、毎日〜週2、3回のペースで注射しなければならず、患者の負担が大きいことです。また注射を止めれば、肝機能は元の状態に戻ってしまいます。

肝機能が一定基準を保っていれば「有機ゲルマニウム」で免疫力を高める方法もあります。ステロイド離脱療法のように一旦免疫力を押さえ込んだりせず、4〜5ヶ月かけて徐々に高めていきます。
同時に利胆薬「ウルソデスオキシコール酸」も服用できます。これもグリチルリチン製剤と同様の効果がありますが、副作用がほとんどありません。

上記の治療法を併用することもあり、肝臓専門医とよく相談することが大切です。

欧米タイプのB型肝炎、急増!

欧米タイプのB型肝炎、急増!

B型肝炎、欧米タイプ急増で診療指針見直し 肝臓学会
(2005年12月05日)

欧米タイプのB型肝炎ウイルスによる肝炎患者が国内で増えているとの報告が相次いでいます。
成人が感染した場合、在来タイプと違い、欧米タイプのB型肝炎は肝がんなどにつながる慢性肝炎になりやすいのです。
日本肝臓学会は、B型肝炎の治療ではこうしたウイルスのタイプによる違いを反映すべきだとして、2006年春にも診療指針を改定します。

名古屋市立大の溝上雅史教授(臨床分子情報医学)らは、1982〜2004年に京都府立医大や信州大医学部など17の医療施設で治療を受けた成人のB型急性肝炎患者301人の血清を遺伝子分析しました。
その結果、82〜90年には全体の5%に過ぎなかった欧米タイプが、91〜95年6%、96〜00年12%、01〜04年24%と着実に増えてきたことが分かりました。82〜90年に29%を占めていたアジアタイプは減少傾向で、01〜04年は10%でした。
アジアタイプの感染が沈静化し、欧米タイプに置き換わったように見えます。

欧米タイプのB型肝炎ウイルスについては、厚生労働省研究班も2005年春、全国の国立病院を受診した急性肝炎患者のデータから、91年以降に増加しているとの調査結果をまとめています。
「欧米タイプのウイルスは日本人の中で定着し始め、日本人同士でも感染が広がっている。感染対策の強化が必要だ」とのことです。

B型肝炎ウイルスは血液や体液を介して感染しますが、欧米・アジアタイプはともに、主に性感染によって持ち込まれたとみられています。
(1)欧米タイプ:成人が感染した場合、肝がんなどにつながる慢性化率が高い。
(2)アジアタイプ(在来タイプ):母子感染すると小児の肝がんが増えるが、成人の慢性化は少ない。劇症肝炎になる場合はまれ。

欧米タイプの増加に対応した治療をしないと、将来B型肝炎ウイルスによる肝がんが増えてくる恐れがあります。
学会が診療指針改定を急ぐ背景には、こうした懸念もあります。
指針改定を担当する岡上(おかのうえ)武・京都府立医大教授(消化器内科)は「遺伝子のタイプに応じた診断、治療の方法を加えたい。薬の使い方なども違ってくるだろう」と言っています。

B型肝炎が広がる恐れ「全世界で20億人以上が感染」の予測も

B型肝炎が広がる恐れ「全世界で20億人以上が感染」の予測も

欧州の医学会が、B型肝炎に対する関心を強めています。
先ごろ、パリで開催された欧州肝臓学会(EASL、2005年4月13〜17日開催)で、C型肝炎と並んで大きな話題となりました。

日本で一般的に知られているのはC型肝炎。C型肝炎ウイルスに感染すると慢性化しやすく、肝硬変や肝臓ガンといった死亡率の高い病気に進行することが多い深刻な病気です。
これに対してB型肝炎は、ウイルスに感染しても慢性化する率がC型よりかなり低く、大きな話題になっていませんでした。
これまで欧州では、日本などに比べてB型肝炎ウイルスの感染者は少なかったが、「B型肝炎感染者の多い地域からの移民などが増え、感染率の低い欧州でも感染のリスクが高まっている」と、トルコのアンカラ大学メディカルスクールのチャン・ユルデイディン教授は指摘します。

B型肝炎の原因はウイルスで、感染者の血液や体液、だ液などと接触してうつります。
かつては、母子感染や医療行為(輸血や注射)で感染が広がりましたが、母子感染を防ぐ治療や血液のチェック体制が整った現在では、ほとんど問題ありません。
いま問題になっているのは、感染者が多い地域の人が、感染していること(キャリア)を自覚しないまま、性行為などで感染を広げることです。

ユルデイディン教授によると、「B型肝炎の感染者は全世界で20億人以上に上る」と言います。これは全世界で、3人に1人が感染していることになります。
感染者は、中進国や開発途上国に多い。例えば、中国は1億2370万人、インドは3000万〜5000万人、インドネシアは1330万人など、アジア地域などに特に多いと推定されています。

「B型肝炎はC型肝炎に比べてあまり注目されてこなかったが、B型の感染者は全世界で20億人、毎年1000万〜3000万人が感染する。これに対してC型肝炎感染者は1億7000万人で、毎年200万〜400万人が感染する。今後はB型肝炎にも注目して、感染を広げない対策をとっていくことが重要だ」と、ユルデイディン教授。

なお、ユルデイディン教授は、米国の大手製薬会社ブリストル・マイヤーズ・スクイブ社主催のメディアブリーフィングでこの疫学研究の成果を説明しました。

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B型肝炎の検査方法

B型肝炎の検査方法
血液検査で、HBs抗原・HBs抗体・HBe抗原・HBe抗体を調べます。

・HBs抗原‥‥陽性の場合、B型肝炎ウイルスに感染していることを示す。
・HBs抗体‥‥陽性の場合、過去にB型肝炎に感染したが、現在は免疫ができ今後の感染の心配がないことを示す。
・HBe抗原‥‥陽性の場合、感染力の強いウイルスが肝臓内にあり、肝炎が悪化する可能性をはらんでいることを示す。
・HBe抗体‥‥陽性の場合、ウイルスが減少し感染力が弱くなっていることを示す。
・DNAポリメラーゼ‥‥血中のB型肝炎ウイルスの量を示す。


B型肝炎キャリアの人が結婚する場合
・HBe抗体陽性、GOT、GPT、DNAポリメラーゼの値が正常な場合‥‥パートナーに感染させることはありません。

・HBe抗体陽性、GOT、GPT、DNAポリメラーゼの値が高い場合‥‥もし結婚する予定の人に抗体がない場合は、B型肝炎ウイルスワクチンを接種します。ワクチンは9割の人に効果があるが、5〜10%の人には効きません。

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価格:2,000円(税込)
販売元:さくら医科研究所
所在地:群馬県高崎市石原町2348-1
お支払:代金引換・銀行振込・コンビニ決済など
送料:一律300円(9000円以上購入は無料)
返品について:不良品・未開封品のみ、到着後7日以内
検査方法:RPHA法(逆受身血球凝集反応)

B型肝炎は、B型肝炎ウイルス(HBV)の感染によって起こる肝臓の病気です。
肝炎になると、肝臓の細胞が壊れて、肝臓の働きが悪くなります。肝臓は予備能力が高く、一般に日常では全体の20%程度しか使われていないため、慢性肝炎や、肝硬変になっても自覚症状が出ないことが多いことから「沈黙の臓器」と呼ばれています。
このことを正しく認識し、HBVに感染していることがわかったら症状がなくてもきちんと検査を受けて、隠れている病気を早く発見することが大切です。

肝臓の働きには、
 ・ 栄養分(糖質、たん白質、脂肪、ビタミン)の生成、貯蔵、代謝
 ・ 血液中のホルモン、薬物、毒物などの代謝、解毒
 ・ 出血を止める因子の生成
 ・ 胆汁の産生と胆汁酸の合成
 ・ 身体の中に浸入したウイルスや細菌の感染を予防する
などがあり、我々が生きていくには肝臓が健康であることがとても大切です。

朝一番の尿が「紅茶色」「ウーロン茶色」などになることに注意してください。
尿の中にウロビリノーゲンという褐 色の物質が少量含まれています。慢性肝炎などの軽度の肝障害が起こると、尿の中のウロビリノーゲンの量が増加するのです。

感染後2〜3ヶ月ほど経過してから検査をして下さい。
検査結果は、検体到着日より2日前後(土日祭日除く)に郵送いたします。
ご希望の方にはメール・電話で結果をお知らせします。

さくら医科研究所は、都道府県知事の認可を受け、病院や診療所、自宅などから採取した検査物を、検査分析する登録衛生検査所です。

「婦人公論」2005年12月22日/1月7日号で、“話題の通販検診はこう使う”で紹介されました。
「週間女性」2005年10月25日号“自宅でできる子宮頚ガン、性病・・・「検診」!で紹介されました。


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