第32回メフィスト賞受賞のホラーミステリ。
幸せな家庭の主婦には妹にも言えない秘密があった。不倫相手からケジラミを貰ってしまったのだ。
やがて、新興住宅地で全身に紫色の瘤が出来て死亡する奇病が発生する!
発症の原因は?
感染経路は?
失踪した主婦の行方は?
周辺地域に残るある噂とは?
25年前に起った事件とは?
そして・・・、この事件の真相とは?
自分の体に虫が住み着いている‥‥あなたならどうしますか?
考えただけでも気味が悪いのに、繰り返される気持ち悪い描写の数々。それなのに読むのを止められない、病み付きになります。
「気持ち悪さ」が前面に押し出された特殊な作品ですが、ストーリーや人物描写もしっかりしていて、なぜか読後、嫌悪感がありません。
カバーの手触りが凝っています、ぜひ体験して下さい。